前記事の続きです。
運命の出会いとも呼べる最初に買い付けを入れた土地。。。それによく似た条件の中古物件があった事を思い出しました。
しかしながら、金額的には我が家の予算外・・・。
タイムリミットもあるため、賃貸や建売なども検討しているさなかでした。
さぁどうする？
妻・ペン子と話し合った結果・・・
「自分たちにはもうあの物件しかない気がする！」
「うん！あの物件がいい！！」
満場一致でした（二人だけだけど笑）。
そうと決まれば、あとは交渉あるのみです♪
ダメ元で・・・
さっそく、最近土地のことでとても親身になってくれる住宅情報館に出向き、店長のSさんに相談します。
僕：「この中古物件、なんとかうちの予算感まで減額交渉とか出来ないですかね(^_^;)」
S：「減額交渉は可能ですけど、元が安いので頑張っても50～100万円が精一杯かと・・・。それでも売り主さん次第なので、なんとも言えません。」
僕：「・・・ですよね・・・。でもそこをなんとかSさん、お願いしますよぉ(T_T)」
S：「ぶっちゃけ、いくらなら買いますか？」
僕：「えと、、、い、、、一千万円・・・」
S：「1,000万ですか、、、さすがに厳しいと思いますよ？」
僕：「やっぱり駄目ですよね・・・(・・;)」
S：「一応交渉してみますけど、上限の幅があると交渉しやすいです。1,000万以上なら絶対にNGですか？」
僕：「えと、、じゃあ、、1,05、、、いや1,080万までなら即決します！」
S:「分かりました！それで交渉します。ただ、あまり期待しないでくださいね・・・」
こんな会話が繰り広げられました笑
我ながら無謀な事お願いしたなぁと思います笑
まぁダメ元ということで・・・(^_^;)
門前払いに終わった減額交渉
無謀な減額交渉のお願いをした翌日、Sさんから連絡が入りました。
Sさん、ほんっと行動が早い！
どうやら、売り主さんは最低でも1,200万円以上は欲しいそうで、「それ以下の交渉は全て突っぱねてください」と売り主さん側の仲介不動産業者さん（以後、S商事）は強く言われていたようです。
そんなわけで、ほぼ門前払いに近い状態とのこと・・・。
まぁそうだよね。300万近い減額に応じてくれるわけないか・・・
でも、この時何を思ったのか、
「それなら1,100万まで出しますのでそれでもう一度交渉してください。それ以上は出せません！」
とお願いしている僕がいました笑
いや、売り主さん1,200万以下は相手にすらしないって言ってるやん笑
S商事からは
「せめて1,150万円出せないでしょうか？」
と言われていました。
出せるなら出したいですけど・・・
「無理っす(´・ω・｀)」
Sさんは
「分かりました。それでは1,100万円でもう一度アタックしてみます。」
「でも厳しいと思いますよ・・・」
と難色を示すものの、
「僕もやれるだけの事は全力でやってみます」
と最後は力強いお言葉をいただきました。
諦めた頃に出会った建売物件
無茶な減額交渉をお願いして数日経ち、
「話を聞いてる感じだと、やっぱり無理っぽいね・・・」
そんな感じで、夫婦ともに諦めモードに突入し、その間に本格的に建売物件を物色し始めました。
その中で、一件、とても気になる物件を見つけました。
建売とは言え、販売元の会社は普段は注文住宅をやっている所で、使っている建材や工法は注文住宅と同じ。
駐車スペース2台分、リビング上部には大きな吹き抜け、パントリーや書斎もあり、なんとスカイバルコニーまで付いています！
スカイバルコニーからは青々とした草木と遊歩道が見えてとても気持ちの良い空間でした。
そして、その建売がある駅が、僕らが住みたいと思っていた街の1つで、さらに僕の職場へも出やすい場所でした（中古物件がある街とは別）。
最寄り駅前の大規模な再開発・整備も計画されており、来春には物件の近くに大きなイオンも出来る予定です！
その分、この辺の他の建売住宅の相場より500万円以上高いですが、なんとか手が出る金額でした。
注文住宅ではないため、自分たちで家を作っていく楽しみは無くなってしまいますが、物件の条件としては申し分なし。
「ここ買ったらブログどうしようかな～」
「読んでくださっていた読者の方々に謝らなきゃなぁ」
なんて思いながらも、夫婦のテンションはかなり上がっていました。
とりあえず即決はしませんでしたが
「前向きに検討します」
と告げて、その日は帰りました。
僕たち夫婦はすっかりこの建売物件に心躍らせていました。
その晩かかってくるSさんの電話を取るまでは・・・。
ついに起きた！三度目の奇跡
魅力的な建売を見つけ、僕たちの気持ちは完全にそちらに向いており、帰りの車の中では、そこに住んだ時のイメージを妻のペン子とワイワイ語り合っていました。
そんな時、僕の携帯が鳴りました。
電話のかけ主はSさんでした。
「なんだろう？」と思いつつも、僕は運転中だったので、ペン子に出てもらいました。
ペ：「はい、もしもし。夫が運転中なので私が出ました。」
S：「ペン子さん！やりました！OKでましたー！！」
ペ：「へ？」
S：「あの中古物件、売り主さんから1,100万でOKもらえたんですよーー！！」
ペ：「え～～～～～！！」
はい、起きてしましました！
三度目の奇跡(・∀・)
今の今まで盛り上がっていた建売物件はどこへ行った？といういうくらい僕たちはこの信じられない出来事にテンションが上がっていました！
200万円近い減額ですよ？
ここで重要なのは割引額も然ることながら、割引率です。
今回で言うと、約15%も減額していただいています。
割引額で言えば、例えば5,000万円の商品なら4,800万円になるので、まあちょっとラッキーくらいな感覚です。
でも、割引率で言えば、5,000万円の商品なら4,250万円になるのと同じで、これはかなりのお得感があります。
「明日の朝イチですぐに買い付けをお願いします！」
とSさんにお願いして電話を切り、そのまま何故か勢いでその物件まで向かっていました。
「やっぱりここは良い街だ」
「良い物件だ」
頭の中で「魔女の宅急便」の挿入歌「海が見える街」のBGMが鳴り響いていました♪
まあ実際は海がない街なんですが笑、とにかく、本当にビックリでした。
そんなわけで、ついに三度目の買い付けを入れました！！
こんどの日曜日（11/13）に契約します！！
たまたまですが、大安です♪
そしてキムタクの誕生日だ笑
減額交渉成功の裏には
この無謀な減額交渉が成功した裏には、多くの方の努力とご厚意がありました。
本来業者から業者への買い付けは、FAXや電話一本で済ませることが多いそうですが、SさんはS商事の店舗へわざわざ出向き、何度も頭を下げてくださったようです。
「もともと1,000万円以下で土地を探してるご家族なんです。」
「でも、どうしてもこの土地が気に入ったご様子で、この土地になら頑張って1,100万円まで出すと仰ってます。」
「今まで買い付け入れた土地が不運にも二度も駄目になってしまったんです。」
「どうにかやっていただけないでしょうか。」
と。
S商事の担当者さんは
「あの（大手である）住宅情報館の、しかも店長クラスの方に、こんな風に頭下げられたら我々も動かないわけにはいきません。」
と、言っていただいたそうです。
S商事の担当者さんは
「200万円の減額交渉は売り主さんにあまりにも失礼に当たるので、電話で済ませられるような話じゃない」
と、今度はこの方が売り主さんの自宅へ出向き直接交渉してくださったそうです。
売り主さんに事情を話しつつ根気強く説得をしてくださいました。
あまりやりすぎると売り主さんが怒って契約を切られてしまう可能性もある中でのギリギリの交渉をしていただいたようです。
その結果、しぶしぶではあったそうですが、
「そういうことなら・・・。まあいいですよ。」
と承諾をしてくださったそうです。
このように多くの方のご厚意があってこそ、僕たちが土地を手に入れられるチャンスをいただけました。
その事を肝に銘じ、関わっていただいた全ての方に最大限の感謝の気持ちを持って、契約を結ばせていただこうと思っています。
いよいよイエモン家の土地取得までカウントダウン！
